>> ランサーエボリューション |
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夏場の運転やスポーツ走行時などの際にエンジンオイルの油温がすぐに上がってしまうランサーエボリューションXですが、パワーアップに伴った油温管理も抜かりなく行いたいものです。 エンジンオイルは潤滑の外に冷却の役目もあり当然ながらエンジンの熱をまともに受けてしまうものです。 あまり油温が上がってしまうとエンジンオイルの粘性が失われて、俗にいう油膜切れという現象が起きてしまい、エンジン内部の潤滑が行われなくなるばかりかエンジン内部各所に悪い影響を与えてしまいます。 これを防ぐには、エンジンオイルの油温を下げればよい事で、ランサーエボリューションXには右前のホイールハウス前にオイルクーラーが標準で取り付けられています。 しかし、高回転を多用するような走りをしているとそれでも油温は上がり続けてしまうので他に対策を練る必要があります。 エンジンオイルを高温にも耐えられるものに交換するとかオイルクーラーを交換するとかいろいろありますが、比較的簡単にできるのがオイルサーモスタットの交換です。 ランサーエボリューションXのオイルサーモスタットは、油温が約100度になるオイルクーラーにオイルを送るようになりますが、始動直後などの油温が低い状態ではエンジン内を循環しています。 このノーマルのオイルサーモスタットからもっと低い温度(75度くらい)から機能するローテンプオイルサーモスタットに交換すれば油温が上がりきる前に早めにオイルクーラーにオイルを送る事ができ、油温の上昇を遅らせる事が出来ます。 但し、あくまでも油温の上昇を遅らせるもので絶対的なオイルクーラーの冷却性能を向上させるものではありませんので他の温度対策と共に行う必要性があります。 ランサーエボリューションXの場合、オイルサーモスタットは、オイルフィルターが付いているすぐ近くにあるので比較的簡単に交換する事が出来ます。 |
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