>> ランサーエボリューション |
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熱に厳しいランサーエボリューションXの性能をフルに発揮させるためには、温度管理が欠かせません。 ランサーエボリューションXは、4B11エンジンを後方排気レイアウトでエンジンルームに収めているのでエンジンオイルやクーラントの温度の上昇が著しく、標準でも大型のラジエーターやオイルクーラーを装備して対策を取ってもいますが、それでも夏場などにスポーティーな運転をすると簡単に限界温度に達してしまうことが多々あります。 ランサーエボリューションXのクーラントの温度を下げるには、ラジエーターをもっと効率のよいものにしたり、沸騰しづらいように圧力を上げたラジエーターキャップなどで対策する事が出来ますが、ラジエーターの交換までしなくても意外と効果的なのがクーラントをまめに交換するという事です。 クーラントは、別名LLC(ロングライフクーラント)と呼ばれその名の通り寿命が長くなるように作られていますが、エンジンオイル同様に日々劣化が進んでいます。 クーラントに求められる性能として「冷却性能」「不凍性能」「防錆性能」の3つが挙げられますが、クーラントの劣化が進むと「防錆性能」の低下が著しくなりラジエーター内の腐食による汚れや錆が発生し、それがラジエーター内のコアに詰まったり、ウォーターポンプ内に詰まったりしてクーラントの循環が悪くなり冷却効果が失われていきます。 クーラントは水が主成分である為、金属の錆や腐食は防ぎきれるものではないので本来の冷却効果が薄れてしまう前にまめに交換する事をお勧めします。 交換するクーラントは一般的な原液を希釈するタイプのものと高い冷却効果を発揮する原液のまま使うものとに分かれます。 発熱量の多いランサーエボリューションXには優れた冷却性をもったサーキットでも使えるような原液タイプのクーラントが最適です。 |
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