>> ランサーエボリューション |
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ランサーエボリューションXを語る上で必ず出てくるのは温度管理。 2000ccの排気量からタービンの力を借りて300ps以上のパワーをたたき出すのでエンジン周り発熱量は相当なものになってしまいます。 エンジンの発熱に一番影響を受けてしまうのが、クーラントとエンジンオイルで特にエンジンオイルは、エンジンの血液ともいえる大変重要な油脂類ですので気をつかってあげたい部分です。 エンジンオイルの主な仕事はエンジン内部の潤滑と意外と知られていない冷却をも受け持っていますが、大変過酷な環境にさらされるオイルで、劣化も外の油脂類と比べると早くまめな交換がエンジンを長持ちさせる秘訣です。 ランサーエボリューションX購入時のエンジンオイルはAPI規格SMの5W-30が約5.6リッター入れられており氷点下の低温時でも問題なくエンジンをかける事が出来るようなエンジンオイルが入っています。 しかし、純正のエンジンオイルはコスト削減の為か鉱物油を主成分として作られているので温度の適用範囲が狭く特にエンジンオイルの油温が上がった時などに粘度が低くなり潤滑がうまくできなくなるばかりか、エンジンオイルの劣化もかなり進んでしまいます。 雪が降り続く様な北国の冬限定としてであればランサーエボリューションXに入れても問題ありませんが、夏の気温が高い時などには油膜切れなどによってエンジンの寿命を早める可能性もあります。 そこでお勧めしたいのが、化学合成のエンジンオイルです。 主成分が鉱物油のものよりも劣化が遅く、更に高温時でも油膜切れしづらいのでモータースポーツやランサーエボリューションXの様なエンジン周りの温度が比較的高い車種にはもってこいのエンジンオイルですが、価格が鉱物油よ比べるとはるかに高いのが難点です。 最近ではエコをうたった0W-20レベルの低粘度のエンジンオイルが売られていますがランサーエボリューションXには当然ながら役不足であって、最低でも10W-40か10W-50くらいの高温でも十分性能を発揮できるエンジンオイルを選びたいものです。 |
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