>> ランサーエボリューション |
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わずか2000ccから300馬力をたたき出す4B11エンジンや電子制御された4WDシステムなど走りの為の装備が目白押しのランサーエボリューションXですが、その中でも大型ローターを装備したブレンボのブレーキは、重量があるランサーエボリューションXならではの装備ではないでしょうか。 ランサーエボリューションXのブレンボを含め、ディスクブレーキというのはブレーキペダルを踏むことで発生するブレーキフルードの圧力をマスターシリンダーで増幅しパイプやホースを通してブレーキキャリパーへ伝えていくという構造になっています。 エンジンルーム内のマスターシリンダーから各ホイールハウス付近までは金属製のパイプでつながれていて、ホイールハウスからブレーキキャリパーまではサスペンションの動きに合わせられるように柔らかいゴム製のホースでつながれており、キャリパーへ圧力を伝達していきます。 問題はこのゴム製のブレーキラインの部分で、急激なブレーキングや強いブレーキングの時に発生するブレーキフルードの高圧力に耐える事が出来ずにホースが膨らんでしまい、ブレーキフルードの圧力がここで少し逃げてしまう事があります。 圧力が逃げてしまうと、ペダルのタッチがフニャフニャした感じになってしまい、微妙なブレーキが必要な時には、コントロールしずらくなってしまいます。 そこでこの柔らかいゴム製のブレーキラインを圧力に耐えられるものに交換する事によってブレーキペダルのタッチをよくしてみましょう。 メーカーから発売されているものは、ほとんどがテフロン製のホースに網状のステンレスで覆ったもので圧力による膨張にかなり強くなっています。 これに交換する事によってカチッとしたブレーキタッチと少なくなったブレーキペダルのストロークが相まってブレーキが良く効くように感じます。 取り付けにあたっては、車種別に発売されているのでランサーエボリューションX用のブレーキラインを購入すれば何の加工も無く取り付ける事が出来ますが、交換後のエア抜きなどの重要な作業がありますので、確実な作業が必要になって来ます。 |
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