>> ランサーエボリューション |
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ランサーエボリューションXの様なターボ車のパワーアップの常套手段として誰もが最初に考えるのがブーストアップではないでしょうか。 ランサーエボリューションXのノーマルの過給圧(ブースト圧)は、他の車種に比べるとかなり高めの約160kPaでオーバーシュートを入れると180kPa~200kPaくらいまで上がってしまいます。 あまり高い過給圧にするのもエンジン本体やタービンの破損にもつながるのでブーストアップでもプラス10kPaの170kPa位までが安全圏と言えると思います。 ランサーエボリューションXでブーストアップする方法は、ECUのデータを書き換えて標準装備のブーストソレノイドを使ってする方法と新たにブーストコントローラーを取り付ける方法の二種類が考えられます。 ECUのデータを書き換える方法は標準のソレノイドバルブを使うのでハード的な作業は無く、あくまでもECUのソフト的なものによるものでチューニングショップなどで書き換えてもらえば済むので比較的簡単にブーストアップする事が出来ますが、直接コントロールするブーストソレノイドの反応や容量が足りずに過給圧が不安定になったり激しいオーバーシュートに見舞われる事が多々あります。 ブーストコントローラーによるブーストアップは、専用の過給圧バルブやアクチュエーター、サージタンクなどの配管や室内にコントローラーをひく配線やECUから回転信号やアクセル開度信号を取るための配線など手間のかかる作業が伴いますが、高性能な過給圧バルブやアクセル開度やエンジン回転数などの対する過給圧をマッピング出来るので思う通りの最大過給圧設定やオーバーシュートやブーストのタレを防ぐ事が出来ます。 過給圧の安定性があまり良くないランサーエボリューションXでは断然、ブーストコントローラーでの過給圧管理の方がよく、高過給圧にも対応しているので将来的にもこちらの方が良いと思います。 但し、過給圧を上げただけでは本来の力は出せませんし、場合によってはチェックランプが点いてしますので、ブーストコントローラーと同時にECUの各項目のデータを書き換える事を忘れないでください。 |
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