>> ランサーエボリューション |
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ランサーエボリューションXの様なターボ車の排気系チューンをするときに一次排圧と二次排圧という言葉をよく使います。 一次排圧は、シリンダーブロックとタービンの間、即ちエキゾーストマニホールド内の圧力の事で、圧力が高すぎる場合は、いわゆる「フン詰まり」状態という事で、エンジンやタービンに負担をかけてしまいますが、逆に圧力が低い場合は、タービンが回りずらい状態という事になりますので、エキゾーストマニホールドのパイプ径や形状などで調整しなければなりません。 それに対して二次排圧は、タービンからマフラーエンドまでの圧力の事で、圧力が低ければ低いほどよい状態(抜けが良い状態)と言えます。 タービンを元気よく回す為には、この一次排圧と二次排圧の差が大きいほどよく、そのために二次排圧を下げるチューニングが良く行われますが、二次排圧を下げるための手段として一番効率のよいマフラー交換をします。 ランサーエボリューションXの場合は、触媒以降のマフラーを交換しますが、そのマフラーは、センターパイプとメインサイレンサーのツーピース構造になっており、その両方のマフラーを交換するタイプと特に車検対応マフラーによく見られるのですが、メインサイレンサーの部分だけ交換するタイプのマフラーがあり、当然ながら両方換えるタイプのものの方が効率が良いように出来ています。 メインサイレンサーの部分だけ交換するタイプのものはセンターパイプをランサーエボリューションXのノーマルパーツのまま使う事になるのであまり抜けが改善されないので、そういう場合には、センターパイプも交換する事をお勧めします。 ランサーエボリューションXの場合、センターパイプは排気系のパーツの中で一番長く、排気ガスに一番触れる部分ですので効率を上げるには効果的だと思います。 |
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