>> ランサーエボリューション |
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ランサーエボリューションXには、ターボエンジンが付いておりそのタービンの過給圧の力を借りて2リッターのエンジンからとてつもないパワーとトルクを生みだしています。 そのタービンを力強く回すのは4つのシリンダーから吐き出される排気ガスの力で、この排気ガスの流れ方によってタービンの回り方が変わるため、シリンダーからタービンまで排気ガスを導く役目のあるエキゾーストマニホールドの形状はとても重要なポイントになります。 エキゾーストマニホールドは、排気パーツの一番最初の部分にあたる為、シリンダーブロックに取り付けられています。 自然吸気のエンジンの場合、シリンダー内から吐き出される排気ガスを後方のマフラーまで導くために取り付けられるものですが、ランサーエボリューションXの様なターボエンジンの場合は、それに加えてタービンの排気ブレードが良く回るように排気ガスを導く役割があります。 当然ながら排気の圧力や流れが強い方が排気ブレードが良く回り、パワーを稼げるのでそれを考えた上での形状が望ましいですが、ランサーエボリューションXのノーマルのエキゾーストマニホールドは耐久性とコストの問題で重い鋳鉄製の単純に集合させただけのものしか付いておらず、お世辞にもよいエキゾーストマニホールドとはいえません。 そこでパーツメーカー製のエキゾーストマニホールドの出番ですが、社外品の方はかなり考えられて作られています。 まず材質ですが、ノーマルの鋳鉄とは違いステンレスを使って作られており丈夫でなおかつ断然軽量なのがメリットです。 次に形状ですが、各シリンダーの点火の順番と排気の量を考慮し適切なパイプ径のものを同じ長さにし、お互いの排気ガスが干渉しないように集合させている等長エキゾーストマニホールドになっています。 言う迄もなく社外品の方がタービンが元気に回るためパワーとトルクのアップが望めますし、見た目もサウンドもいかにもチューニングカーらしくなります。 ただ、ランサーエボリューションXは、熱に弱いのでエキゾーストマニホールド周りの熱対策は必ず行った方が良いでしょう。 |
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