>> ランサーエボリューション |
|
![]() |
ランサーエボリューション9は、レースやラリーなどのモータースポーツの世界では、新型が出た後でも根強い人気があります。 タフなエンジンに豊富なパーツなどタイムを競う場面では、とても使いやすい車種なのです。 一方、ストリートでもモータースポーツの恩恵を得ていろんなチューニング技術が広く知られるようになり、日本のあちこちにミニサーキットができたおかげで気軽に、全開走行ができる世の中になりました。 チューニングの世界では近年、高出力化が進んできて、一般の人でもランサーエボリューション9で500PS以上のパワーをたたき出すような車を作り出している方もいます。 こういうハイパワーな車を作り出すには、実際にパワーアップに直接関係する場所はもちろん周りの補器類にも気を使う必要があります。 特に昨今の温暖化で気温が上昇している中で一番気になるところは、水温、油温、吸気温などの温度管理でしょう。 ランサーエボリューション9は、比較的簡単にハイパワー化できますが、ターボエンジンの宿命ともいわれる熱対策に悩む事が多く、いろいろな方法を使って熱を逃がすようなチューニングが進められています。 中でも、パワーに比例して厳しくなっていくものとして水温の管理があります。 ラジエーターキャップを変えたり、サーモスタットを変えたり、クーラントを性能のいいものに変えたりしてオーバーヒート対策をしますがこれでも水温が上がり気味の場合は、高性能なラジエーターに交換する必要があります。 高性能なラジエーターは、ランサーエボリューション9 の純正ラジエーターより厚みやサイズが大きくなっており、それに従って中の水量も増えます。 冷却するコアもより冷えるような構造になっています。 たくさんの冷却水を良く冷えるコアで冷やすという感じです。 ランサーエボリューション9の場合、取り付け自体は、ボルトオンで取り付けられるようになっているものが多いので簡単ですが、取り付けに伴って、冷却水を抜いたり、取り外すにあたって邪魔なものを外したり、取り付け後も冷却水を入れたり、エア抜きをしたりと、ラジエーターそのものの取り付けより手間が掛ります。 それをできる知識と腕があればDIYでも問題ありません。 最後には必ず水漏れのチェックだけは忘れないでください。 |
|
純正パーツの取り外し・取り付けはメンテナンスDVD