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自動車の取り締まりの中でも厳しいのが違法改造。 それも車高とマフラー関係は特にうるさいです。 車高の方は過去に比べてだいぶ柔軟になってきていますが、マフラー関係についてはさらに厳しくなってきています。 エコカーブームで無音で走る車が多くなってきましてがやはりランサーエボリューション9にはエンジン音が良く似合います。 ランサーエボリューション9は純正マフラーでも結構いい音をしています。 ちょっと静かなところでは、気を使ってしまいますがこれでもちゃんと車検をパスしている車ですので文句は言えません。 マフラー関係では、どこまでが合法でどこからが違法なのでしょうか?ここ最近保安基準が改定されましたがこの規制には、ランサーエボリューション9は当てはまりませんので、過去の保安基準でみると、マフラーの突出と近接排気騒音さえクリアできていればよいという事です。 マフラーの突出は、スタイル的にも良くないので好んでする方はいないと思いますが、近接排気騒音の方は、チューニングをしていく上で重要なキーポイントになります。 単純に考えれば96デシベル以下であればいいという事なのですが、パワーを求めていくと音量はどんどん大きくなる一方なのです。 ランサーエボリューション9のパワーを上げるためには、マフラーのパイプ径を太くし、排気抵抗がなくなるように消音材を少なくするか、消音材なしにしなくてはならないのです。 それでは、爆音になってしまいますので、仮にインナーサイレンサーで取り締まりや車検はうまく逃れられたとしても外出する時や駐車するときなど近所の目が気になってしまいます。 パワーと騒音は相反するものなのです。 うるさくはしたくないけどパワーは上げたい、こんな車の為に作られたのが車検対応スポーツマフラーです。 マフラーの形状や吸音材の種類などを変更し、騒音規制をクリアしつつ最小限の排気抵抗を発揮する車検対応のマフラーです。 JASMA(日本自動車マフラー協会)などの公式の認定書があれば公道を走る事ができますし、車検も問題ありません。 ランサーエボリューション9にも多数のパーツメーカーから発売されています。 材質もステンレス製や音が魅力的なチタン製などもありテールエンドの形状も、丸型やオーバル型、2本出しなどいろいろ販売されています。 ただし気を付けて頂きたいのが、低騒音を重視したばかりに見た目は立派なスポーツマフラーなのに中を見ると純正より細いパイプ径に絞ってあり、実際にもパワーダウンしているような粗悪品も出回っているので注意した方が良いです。 取り付け方法は、ボルトとマフラーを吊り下げているゴムを外して付け替えるだけで特に難しい作業はありません。 ランサーエボリューション9 スポーツ触媒の取り付け最近特に騒がれている環境汚染の問題ですが、車の排気ガスの問題はかなり昔から騒がれてきました。 昭和48年の排出ガス規制で初めて触媒コンバータという言葉が世に出始めてから現代にいたるまで触媒は、開発され続けてきました。 正式には、三元触媒(キャタライザー)といい、炭化水素、一酸化炭素、窒素酸化物を水と二酸化炭素と窒素に還元、酸化させる装置で、ランサーエボリューション9も含め現在の乗用車には必ずついているものです。 ハニカム構造の触媒の中に排気ガスを通して浄化する構造になっているので、ほとんどの車がマフラーの中間に取り付ける形をとっています。 ランサーエボリューション9 の場合もフロントパイプとセンターパイプの間に取り付けられていますが、純正の触媒は、普通の走りをしている状態であれば何も問題がありませんが、チューニングを進める上では、大きな排気抵抗となってしまいます。 ひと昔前では、触媒ストレートなる非常識なチューニング方法がありましたが、現代では、サーキットでも触媒が義務付けられています。 レースやラリーなどで活躍しているランサーエボリューション9 にもちゃんと触媒は付いています。 そこで触媒も外せない状態で排気効率を良くするにはどうすればよいのかと考えられたのが、スポーツ触媒です、排気の浄化性能は規制をクリアしつつ排気抵抗を減らすという技術が開発されました。 スポーツ触媒は、中のハニカム構造のます目(セル)の数を減らすことで排気抵抗を減らしており、各社から発売されています。 パーツメーカーによってそのセル数は違いますが、規制値はクリアしているので堂々と公道を走れます。 車検の時も国が認可した書類が添付されているので、それを提示すれば何の問題もありません。 但し、同じ車でも年代やグレード、ミッションの形式が違うだけで書類の内容が違うのでそれぞれ合ったものを選んでください。 ランサーエボリューション9 の場合は、同じCT9Aでも?、?MRとそれぞれ違うものとして認可を受けているものもあるので注意したいところです。 取り付けはマフラー交換と同じだと思ってください。 ランサーエボリューション9 の場合は、フロントパイプとセンターパイプそれぞれのボルトを外して付け替えるだけです。 パイプ径が太くなっているのでのちのちマフラーやフロントパイプを交換した時にも都合がよさそうです。 |
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