>> ランサーエボリューション |
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エンジンの排気系の部品として一番最初になる部品がエキゾーストマニホールドです。 エンジンの各シリンダーにある排気ポートから出てくる排気ガスをスムーズにマフラーに導くのが本来の役目ですが、ランサーエボリューション9の場合はターボが付いていますのでもう一つ役割が加わります。 それはいかにタービンが良く回るような排気ができるかです。 純正にエキゾーストマニホールドは、ある程度は考えられて設計されていますが、コストやその他もろもろの関係で、とりあえず4か所の排気ポートから一つにまとめたみたいな感じのもので、耐久性を考えて重い鋳鉄で出来ています。 ノーマルのエンジンであれば特には問題はありませんが、チューニングをしたり、現在のパワーに物足りなさを感じているのであれば、もっといい物を取り付けることも考えなければなりません。 交換する事によって抵抗のない排気ガスの流れが元気よくタービンを回すようになり、結果的にパワーアップやトルクの増大につながっていきます。 ただ、エキゾーストマニホールドの交換を考えるのは、順番的に後の方になります。 排気系のパーツを交換するのは、まず後ろのほうから考えるべきで、マフラー→触媒→フロントパイプといってからタービンをどうするのか、エキゾーストマニホールドをどうするのかといった順番の方がチューニングしやすいと思います。 エキゾーストマニホールドを選ぶ際に重要な事は、耐久性です。 現在販売されているほとんどのものが、ステンレス製かチタン製です。 両方とも純正の鋳鉄より軽くて丈夫なものですが、あまりに重量にこだわったために肉厚の薄いパイプをつかって作られているものがあり、簡単に溶接部分がひび割れてしまいます。 選ぶ際には、その辺も考えて有名メーカーのものを購入した方が良いと思います。 ただ、ランサーエボリューション9のような過激なチューニングができる車では、鋳造製の純正エキゾーストマニホールドでもひび割れしてしまう事があるので絶対にひび割れしないとは言い切れません。 エンジンの激しい振動をまともに受けますし、温度の変化も激しいところなのでいたしかたありません。 エキゾーストマニホールドのライフサイクルは短いものだと思ってください。 取り付け作業は、ランサーエボリューション9の場合は、エキゾーストマニホールドがエンジンの手前にあるので比較的やりやすいと思います。 作業もノーマルとの付け替えなので、特に難しい事はありません。 ただ、常に熱が掛っている部分ですので各ボルトの固着や取り付けた後の熱対策に気を付けた方がよいと思います。 |
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