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コペン ブローオフバルブの取り付け | 知らなきゃ損する自動車のドレスアップ
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コペン ブローオフバルブの取り付け

街中を走っていると、いかにもチューニングカーらしい車がよく走っています。心地よいエキゾーストノートと一緒に、聞こえてくるのが「プシューン!」という音、よく聞いてみるとシフトアップと同時に聞こえてきます。実はこれがブローオフバルブの音なのです。なぜかとてもかっこよさを感じてしまいます。ターボ車限定の嬉しいサウンドです。

コペンのエンジンもターボが付いています。という事は同じ音がしても良いはずなのですが、いたって静かで、かすかに「パシャー」という音くらいしか聞こえてきません。この違いは、何でしょうか?

ブローオフバルブとは、簡単に言うと吸気系の中の余計な圧力を抜くバルブの事です。アクセルを踏んでエンジンの回転数を上げていくと当然のごとく、タービンが回り始めて過給が始まりターボチャージャーのコンプレッサーからサージタンクまでの圧力が高くなっていきシリンダー内に圧縮空気が送り込まれます。そしてシフトアップをしようとしてアクセルを離すと同時にスロットルも閉じます。タービンの方は、アクセルを閉じたからといってもすぐに回転を止める訳ではなく惰性でまだ回り続け、過給を続けます。すると惰性で回り続けるタービンからは圧力が掛り、圧力の行き先であったシリンダーへの経路は閉じたスロットルによって閉ざされてしまい、圧力は逃げ場を失い、ターボチャージャーのコンプレッサーに戻っていこうとします。タービン側では回ろうとする力が掛り、コンプレッサー側では、戻ってきた圧力で止ろうとする力が加わるので、次にアクセルを開けた時にターボラグが多く発生したり、インペラーが破損したりします。それを防ぐのがブローオフバルブの役目です。

実はコペンにもブローオフバルブは標準装備されています。ボンネットを開け、エンジンカバーを外すとシリンダーヘッドの真上に黒いバルブがあります。なのにあまり音がしないのは、逃がした圧力をエアクリーナーのすぐ後ろあたりのサクションパイプ内にリターンしているためで派手な音は聞こえません。派手な音がするのは、バルブからそのまま大気へ逃がしてるからなのです。

コペンでこれを実現するには、コペン純正のバルブを強化された大気開放型のバルブに交換すればよいのです。交換すれば、圧を少しずつ逃がしてしまいピックアップを悪くするという純正の欠点も補う事ができますし、絶妙なタイミングで余計な圧力を逃がしてくれるようになります。

コペンでの作業は、単純な置き換えをするだけなので特に難しい作業は伴いません。DIYで十分できます。但し、ブローオフバルブの大気開放をしている車は、車検が通りません。ですので車検の時は、純正に戻すかリターンさせるための対策品があるのでそれを付けましょう。




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