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コペン ブースト計の取り付け | 知らなきゃ損する自動車のドレスアップ
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コペン ブースト計の取り付け

コペンには、JB-DET型 直列4気筒16バルブDOHCインタークーラーターボのエンジンが搭載されています。ターボエンジンは、排気の力を使ってタービンを回し、その力で吸入空気を圧縮してエンジンに押し込んでパワーを稼いでいます。ある意味、この圧縮された空気の圧力によってエンジンの特性をいくらでも変える事ができるのです。この圧力の事をブースト圧(過給圧)といいます。

コペンの場合、ノーマルの状態では、約0.8hkPaぐらいでオーバーシュート時で約1.0hkPaくらいのブースト圧が掛ります。他の車と比べると比較的高い設定になっています。しかし、エンジンや補機類のトラブルなどでこのブースト圧が異常に上がってしまう事があり、それによってエンジンを壊してしまう可能性があるのです。コペンのエンジンは、約1.3hkPaくらいまでが限界とされているのでそれ以上になると危険です。コペンの様なターボ付きエンジンの車に乗る場合は、常にブースト圧をしっかり管理することが重要なのです。

しかし、コペンの運転席に座ってメーター周りを見ても、スピードメーター、タコメーター、水温計、燃料計ぐらいしかなく、ブースト圧を見る事ができません。そこで、ブースト計を取り付けてみましょう。

ブースト計には、構造で分けると2種類あります。機械式と電子式です。

機械式はメーター本体内の密閉された空間にゴム製のダイアフラムがついており、その空間にサージタンクからの配管をつなげてダイアフラムの動きによって圧力計を動かします。構造が単純で壊れにくいのですが、エンジンルームから室内まで太い配管を引かなければいけないので、配管の取り回しが面倒なのと配管が長くなる事で誤差が大きくなる事が欠点です。最近ではあまり見かけなくなりました。

それに対して現在主流になっているのが電子式メーターです。圧力センサーをエンジンルーム内に置き、短い配管を使うので誤差がほとんどなく正確に圧力を測る事ができます。圧力センサーからメータ本体に配線をしなければいけないのですが、細い専用のケーブルが付いているので配線も容易です。デメリットとしては水に弱い電子部品のセンサーを使うため、取り付け位置を選ぶ必要があります。おすすめは、もちろん電子式です。

コペンの場合は、サージタンクから出ている圧力のとれる配管を切ってそこに三ツ又を挟み込むように取り付け、そこから圧力センサーまで配管をします。圧力センサーは、バルクヘッドの中央あたりにボルトの頭が出ているのでそこに共締めします。そこからの配線は、ありがたい事にセンサーを付けたすぐ下にゴムグロメットがあるのでそこから室内に引き込んでメーターにつなぎます。

注意点としては、各配管を確実にかつ絶対に抜けないようにすること。配管や配線を保護することです。

ブースト計は、ブースト圧だけでなくバキュームも測れるので普段のエンジンの調子も見る事ができます。




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