コペン　ステアリングホイールの交換

コペンのステアリングホイールは、上級グレードではエアバッグ付きのMOMO製がついていますが、所詮純正品です。スタイルは意見の分かれるところですが、とにかく大きいです。軽自動車の宿命として女性や年配者のドライバーが多いという事で小さな力でも楽に取り回しができるように約φ370mm以上もあります。小さな室内のコペンにとっては、やたらと目立ちすぎます。体の大きな人が乗ると膝にハンドルが当たって取り回しが悪くなることもあります。それにドライバーと車との一番大きな接点になっているので、ステアリングホイールは意外と重要なパーツでもあるのです。

そこで、コペンにあったスタイリッシュなステアリングホイールに交換してみましょう。

コペンのステアリングホイールを変えるには、ステアリングホイール自体とステアリングボスというステアリングシャフトとステアリングホイールを繋ぐパーツとステアリングホイールの中央に付けるホーンボタンが必要です。

ステアリングホールを選ぶには、まずはスタイルです。レースやラリーなどで使うようなコンペティションなものを選ぶのか、クラシカルなウッドを選ぶのか、高級感のある革巻きを選ぶのか、この辺は、選ぶ人の好みになります。次にサイズです。サイズが大きければ力がなくても楽に回せますが、スピーディーなハンドリングには向きません。逆に小さすぎる場合は、クイックなハンドリングになる一方、車庫入れなど切り返しの多い運転では大変ですし、ステアリングホイールの中から見るメーター類の視認性が悪くなってしまいます。これを踏まえて考えられるのは、φ340～350mmくらいが良いのではないでしょうか。

取り付け時の注意としては、まず特殊な工具が必要です。トルクスレンチといわれる星型のネジを外す工具です。コペンは、T30型が必要です。それと作業を始める前に必ずバッテリーのマイナス端子を外し、その後ブレーキペダルを何回か踏んで回路の中に残っている電気をすべて放出しましょう。これをしないとエアバッグの端子を外す時にエアバッグが破裂する可能性があります。

あと忘れがちなのが自動車保険会社に電話をしてください。ステアリングホイールを交換するという事は、運転席のエアバッグを取り外すという事です。任意保険のエアバッグ割引から外れる事になり、保険料が数百円高くなるだけですが、もしもの時に備えて必ず連絡しましょう。