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コペン エアインテークパイプの交換 | 知らなきゃ損する自動車のドレスアップ
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コペン エアインテークパイプの交換

コペンのエンジンは、インタークーラー付きのターボエンジンです。タービンで圧縮された空気をインタークーラーにおくり、そこからインテークマニホールドに送って、それからシリンダー内に入ります。

コペンのエンジンは、横置きでボンネットから見て手前が排気側、奥が吸気側になっていますので、エンジンの手前にあるエキゾーストマニホールドに付いているタービンから、同じくエンジンの手前に付いているインタークーラーに空気が送られ冷やされます。そしてその冷やされた圧縮空気をエンジンの奥に付いているインテークマニホールドへエンジンを避けながら、長いパイプを使って送らなければなりません。しかし、コペンの純正パイピングは、コストの問題などで細くて柔らかい樹脂やゴムでできています。

パイピングが細いという事は、空気がスムーズに流れにくいという事です。たとえば、加速をするときにアクセルを多めに踏むとスロットルは開いているのに空気の吸入が追いつかないという事も起きてします。これによってアクセルレスポンスが悪くなったり、空気を大量に必要とする高回転時に空気が足りなくなるという事が起こってきます。

一方、パイピングの材質が柔らかいという事は、タービンで圧縮された空気が柔らかいパイプを通ると風船みたいに少し膨らんでしまいます。膨らむ事によって、せっかくタービンで圧縮した圧力が損なわれてしまいます。(圧力損失)更に、ブーストの掛るタイミングが遅くなってレスポンスが悪くなってしまいます。

この状態を解消しようというのが、今回のエアインテークパイプの交換です。コペン用に発売されているインテークパイプはステンレスやアルミで出来ているものがほとんどで2~3の部品で構成されています。それぞれのパイプをシリコン製の短いホースでつなぎ、ホースバンドで締めるという構成になっています。

取り付け方は、純正でついている軟なインテークパイプを取り外し、そっくり付け替えるという作業です。実際に使う工具も一般的な工具で十分足りてしまいます。

ただし、これを取り付けた場合にコペンの場合は、純正のエンジンカバーが付けられなくなったり、個体差にもよりますがブローオフバルブがうまくつかなかったりすることもあるようです。

こんな簡単な作業で気軽にエンジンのレスポンスが少しでも良くなるのであればやっておいても損はないでしょう。今後のチューニングのステップにもなると思います。




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