>> コペンパーツ |
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コペンを含め、最近の自動車の技術の進化には、目を見張るものがあります。 ひと昔前だったら、キャブレターだったものが、今では「電子制御式燃料噴射装置」。マニュアルミッションしかなかったものが、「電子制御式オートマチック」。クーラー・ヒーターだったものが「電子制御オートエアコン」などと「電子制御」という言葉が付いているものがたくさんあります。自動車は電子制御の塊といっても過言ではないでしょう。 一台の自動車にいろいろな「電子制御」ものがたくさんついていますが、エアコンなどの補器類は除いたほとんどの物が実は、一つのコンピュータによって管理されているのです。これがECU(エンジンコントロールユニット)といわれるものです。 コペンを含む最近の車のほとんどが、ECUで燃料噴射量や点火時期などエンジンを動かすために必要な制御をECUでコントロールしているので、ECUの内部のデータによって車の性能や味付けが決まってしまします。しかし、ノーマルのECUのデータは、燃費向上、排気ガスの清浄化、コスト削減などのためにエンジンの本来の性能をスポイルした状態で入力されているものがほとんどです。代表的なのがスピードリミッターです。コペンの場合、軽自動車なので自主規制値の140km/hを超えると燃料噴射を止めてエンジンの出力を抑えます。一般道では、こんなスピードは必要ありませんがサーキットなどでもっとスピードやパワーが必要な場面では、困ってしまします。 そこで、しておきたいのがECUのデータ書き換えです。 データの書き換えは、先ほどのスピードリミッターだけでなく、燃料噴射量や点火時期、レブリミッターやブースト圧などのデータも書き換えられます。低回転でのレスポンスを重視するとか、燃料噴射量を少なくして燃費を良くするとかいろいろな設定変更ができます。コペンの場合は、燃料噴射量や点火時期などの他に、ブースト圧も制御されます。 しかし、この作業は素人が簡単に出来るものではなく、コペンを持ち込むか、ECUを自分で取り外して知識と経験のあるショップに送り、専用ソフトを使って書き換えてもらうかたちになります。 特になにか部品を取り付ける訳ではないのでエンジンルームをのぞいてもノーマルと何一つ変わりません。「羊の皮をかぶった狼」的なチューニングができるのもメリットです。 |
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