NBロードスター ラジエーターの交換

NBロードスターには高回転まで気持ちよく回るB6型・BP型エンジンが搭載されており、レスポンスの良いフィーリングが人気の一つとなっています。

NBロードスターは、スポーツ走行にも対応できるように作られていますが、NAエンジンという性質上パワーを稼ぐにはエンジン回転数を比較的高めに維持する事が必要です。

そこで問題になるのが熱です。

これは初代のロードスターから言われてきてことなのですが小さいボディーに比較的パワフルなエンジンを積んだおかげでスポーツ走行をした際の熱の逃げ場がなく、特に夏の暑い時などには熱によるパワーダウンを起こしていました。

NBロードスターになってもこの熱問題は解決されていなくユーザー側でいろいろな対処をするしかありません。

そこでまず最初に行いたいのがエンジンの温度管理をメインにつかさどるクーラントを冷やすラジエーターを交換したいところです。

特にNBロードスターのノーマルラジエーターはアッパータンクとロアータンクが樹脂で出来ており、経年変化によって変色・割れなどが発生する脆弱性をもっています。

ですので出来れば上下のタンクまで全てがアルミで出来ているラジエーターでノーマルよりも厚みのあるものを選びたいところです。

予算に余裕があるのであればアルミよりも熱伝導率の高い銅製のラジエーターを選んでもよいと思います。

交換にはクーラントを抜く事から始めますが、交換作業中にフィンを傷めたりしない様に養生をしっかりとし、交換後のエア抜きも完璧に行いましょう。