BRZ制動力アップ計画！【ブレーキローター】

BRZのブレーキ回りを強化しようと考えるときに、真っ先に思いつくのがブレーキパッドの交換ですが、BRZのブレーキング時にはブレーキパッドでブレーキローターを挟み込むことによって制動します。

つまり、いくらブレーキパッドにグレードの高いものを採用したとしても、ブレーキローターがその性能に追いついたものでなければ、なかなかその効果を感じることは難しいと思います。

BRZのブレーキローターは、一般的な「ノースリットタイプ」のものが採用されていますが、これ以外には、溝の掘ってある「スリットタイプ」のものや穴のあいた「ドリルドタイプ」などがあります。

ブレーキローターにスリット（溝）を加えることのメリットは、高温になったブレーキパッドから発生するガスやブレーキダストがすき間から逃げやすくすることで、フェード現象の発生を抑制する効果があります。

アフターパーツとして販売されているスリット入りのブレーキローターをBRZに取り付けることも可能ですし、ノーマルのブレーキローターにスリットを掘ってくれる専門の業者もありますので、それらを活用するのも良いでしょう。

また、スリット加工にも直線タイプのものや曲線を描いたものなど種類も豊富にありますが、性能的にはあまり違いはないようですので、好みで選択して問題ないように思います。

ただし、BRZを購入して間もない状態のときでは、ブレーキローターに焼きが入っていませんので、しばらく走り込んでからブレーキローターの研磨とスリット加工を行うようにした方がいいでしょう。