ワゴンＲのマフラー交換でどんな効果が……

ワゴンＲのドレスアップとしてマフラー交換に注目します。

一般的にマフラーと呼んでいる部分はどこでしょうか？　 ワゴンR マフラー

排気系をエンジンから順に見ていくと、エキゾーストマニホールド／キャニスター／フロントパイプ／キャタライザー（触媒）／メインパイプ／メインサイレンサー（俗にタイコ）／テールパイプ（俗にマフラーカッター）となります。

一般的にマフラー交換と言うときは触媒よりも後ろのパーツ換装です。

マフラー交換の目的は排気効率のアップです。

が、しかしNAエンジンでは効果はあまり期待できません。

逆に低速トルクの低下を招くこともあります。

しかし、ターボ車では効果抜群です。

排気効率がアップすることで、ターボ（排気ガスでタービンを回し過給する）による混合（ガソリンと空気）の充填量が多くなるのでパワーが出るわけです。

しかし、燃料噴射装置にキャパシティがあります。

そこで限界値を決めているので、限界を超える燃料供給が行なわれません。

それがハードの故障を防いでいます。

限界を超えたガソリン（混合気）を供給するとエンジンそのものが壊れます。

ターボ車にとってマフラー交換は両刃の剣なのです。

ですので、NAエンジンのマフラー交換・取付けはドレスアップを主眼に、ターボ車のユーザーは、エンジンそのものに付加をかけない、排気効率が高すぎないマフラーで改造しましょう。

「保安基準適合品」「JASMA認定」の記載があるパーツを選ぶのは言うまでもありません。

カスタム・パーツはあり得ません。