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フェアレディZ オイルキャッチタンクの取り付け | 知らなきゃ損する自動車のドレスアップ
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フェアレディZ オイルキャッチタンクの取り付け

フェアレディZのVQ37VHRを含め全てのエンジンを動かすためには、混合気を圧縮する必要があります。

その行程は、シリンダー内を上下に動くピストンによって行われます。

ピストンには、2本ないし3本のピストンリングというものがついており、シリンダーの内側の壁とピストンの間から混合気が漏れないような作りになっています。

しかし、この圧縮された混合気の漏れは完璧には防げず、多少なりとも漏れてしまいクランクケースやカムカバーにたまってしまいます。

この漏れて燃焼されなかった混合気の事をブローバイガスといいます。

ブローバイガスは、ピストンで圧縮されているので漏れた場所にも圧力が掛ってしまい、クランクやカムシャフトの動きに影響が出ます。

それを防ぐために、フェアレディZを含む一般車では、ブローバイガスを逃がすためにクランクケースやカムカバーからサージタンクやインテークパイプへパイピングする事により吸引し、もう一度シリンダー内へ送り込みこの有害なブローバイガスを燃焼させる様になっています。

しかしこれでは、ブローバイガスは燃焼されますが、オイルやガソリンが混ざったガスをインテーク内やサージタンクなどの吸気系に導く事になり、インテークパイプ内やひどい時にはサージタンク内までオイルなどの不純物でベトベトになってしまいます。

特に高回転を多用した走りをする場合には、特に多くなります。

フェアレディZの場合は、大排気量で低速トルクもありますので街乗りレベルではあまり影響はないですがスポーティーな運転をする事が多い場合は、オイルキャッチタンクを付けて対処したほうが良いと思います

オイルキャッチタンクは、もともとは、レースなどでエンジンブローをした時にコース上にオイルをばらまかない様にする為に装着されるものですが、一般車ではブローバイガスからオイルを分離するために使われます。

オイルキャッチタンクでオイルを取り除かれたブローバイガスであれば安心してインテークに戻す事ができます。

フェアレディZの取り付ける場合は、スペースがあまりないのでラジエーター付近に横の細長いタンクを付ける事が多いです。

作業的には、簡単ですがくれぐれもブローバイガスを大気開放にしないでください。

車検も通りません。




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