自信を持ってメンテナンスが出来るために!
ランサーエボリューション(CT9A)は「速すぎてずるい!」と言われてしまうほど速いクルマですが、このようなスポーツタイプのクルマを所有するとメンテナンスや改造の知識は意外と必要になってきます。
ランサーエボリューション(CT9A)のDIYでの作業に意外と苦手意識を持っている方は多いと思いますが、資格取得を目的としたものなどは特に高額の出費になってしまうと思います。
そこで、ランサーエボリューション(CT9A)のメンテナンスや改造の知識を、お金をかけずにある程度身につける方法をご紹介します。
基本的な工具とクルマ一台分の場所が必要になりますが、改造の練習用のクルマを解体屋さんにいって一番安く購入できるものを一台購入してきます。
おそらく、3万円前後から購入することができると思いますが、そのクルマを丁寧に一つずつ部品を取り外して再び元通り組み上げていきます。
かなり時間のかかる作業になりますが、基本的には部品の取り付け方などは同じですし、タイミングベルトなど実際に目で見ることができるのでとても勉強になると思います。
この改造の練習ためのクルマは、必要がなくなったら再び解体屋さんか鉄屑処理業者へ持ち込んで換金すれば実際の出費はほとんどなく勉強することができます。
ランサーエボリューション(CT9A)を練習に使用するのは無理ですが、一度経験したことなら、自信を持ってDIYでメンテナンスや改造に取り掛かることができるようになります。
ランサーエボリューションの改造(ステアリング取り付け)
ステアリング取り付けにより、ランサーエボリューションを改造します。
今回はダイケイのステアリングボスと「MOMO JET 32パイ」を使用します。
まずはランサーエボリューションのバッテリーの-端子を外します。
改造の前には、これを行わないといけません。
マイナス端子を外さないと、ランサーエボリューション純正ステアリングのエアーバッグが作動してしまうおそれがあります。
バッテリーのマイナス端子は、取り外しの後に絶縁しておくとなお安心です。
ステアリングを取り外します。
ホーンラインとSRSエアーバッグラインの配線を外します。
ステアリングの右側カバーに入っています。
カバーを取り外すと黄色と黒の配線があります。
ホーンはギボシ端子でそのまま引き抜きます。
SRSエアーバッグはカプラ接続されているので、引っ張って取り外します。
次に本体を取り外します。ランサーエボリューションのステアリングはヘックスボルトで固定されています。
ヘックスビットを使用し、ボックスレンチで取り外します。
取り外したらステアリング本体が取り外せます。
クロックスプリングのセンター位置を合わせ、テープで固定します。
ボスに付属しているSRSエアーバッグキャンセルカプラ、ホーン端子を接続します。
そしてステアリングボスを取り付けます。
真ん中にホーンの配線を通します。
あとは、ステアリングボスのカバーを取り付けるだけです。
押し込むだけなので簡単です。
これで改造は完了となります。
ランサーエボリューション改造後はメーターの視認性の問題の有無を確認しておきましょう。