インテグラタイプRのブレーキローターの交換

1993年にフルモデルチェンジしたインテグラのスポーツ仕様のインテグラタイプRは、標準のインテグラと比べてかなりスポーティーな味付けがされています。

インテグラタイプRに乗る方であればサーキット走行を楽しむことも多いかと思いますが、実はノーマルのブレーキでは、パッドを交換しただけでは30分も連続走行する事が出来ません。

そこで、ブレーキ回りのチューニングという事になるのですが全てのブレーキシステムの見直しを考えた方がインテグラタイプRをもっと楽しむことが出来ると思います。

ストッピングパワーを上げる為には、ブレーキキャリパーとブレーキローターの交換という手段をとります。中でも比較的簡単に交換できるのがブレーキローターです。

インテグラタイプRの場合は、フロントはベンチレーテッド、リアはソリッドのディスクローターというシステムを持っています。

ブレーキローターを交換するのによく使われるのが、ブレーキローターの表面に放射状に数本のスリット加工が成されている、スリットローターです。

スリットが入っているおかげでブレーキパッドにこびりつくブレーキダストが常に削られる状態になるのでブレーキ性能の悪化と放熱性を改善してくれます。

このブレーキローターに交換するには、ノーマルのブレーキローターを外す所から始めますが、ブレーキ回りでのお決まりのネジや接合部分の固着がかなりあるためある程度の知識と経験が必要になります。

特にブレーキローターの固定用のビスがとても固く簡単になめてしまう事もあるので注意が必要です。

取り付けはノーマルのブレーキローターと同じように取り付ければOKです。

ブレーキ関係は重要保安部品なのでDIYでやる時は、くれぐれも確実な作業を心がけてください。