eKワゴンのラテラルロッドの交換

軽自動車という規格に縛られながらも比較的広い室内を確保しているeKワゴンですが、この広さを作り出すために様々な工夫がされています。

そのひとつであるリアサスペンションは、高さがかさばらない3リンク式のサスペンションを採用していて室内、特にリアシートや荷室周りの室内高を稼ぐのに貢献しています。

ラテラルロッドを持った3リンク式のサスペンションの特徴として車高の変化に合わせて車軸が左右に動く対地スカッフィングが発生してしまい安定性が悪化してしまいます。

ノーマルのeKワゴンの状態では、実際に利用するであろう状態でちょうど中心に来るように調整されたラテラルロッドが取り付けてありますが、車高調やローダウンスプリングなどで車高を下げているeKワゴンの場合ですと普通の状態で車軸が左にずれたまま走っている事になります。

サスペンションが上下に動けば構造上左右のずれは発生するものの最初からずれている状態ではサスペンションの本来の性能を発揮できません。

このような状態を修復するためには、ラテラルロッドの長さをその車高に合わせて調整しなければなりませんが、人それぞれ好きな車高があるので一概に何センチとはいきませんので長さが調整できるラテラルロッドを取り付ける必要があります。

パーツメーカーから発売されているもののほとんどがターンバックル式の長さ調整機能を持っておりスパナ一つで簡単に長さを調整する事が出来ます。

取り付け作業も比較的簡単で、ジャッキアップ後ラテラルロッドの左右のボルトを緩めれば簡単に取り外しや取り付けが出来ます。

取り付けが出来たら自分のeKワゴンの車高に合わせた長さを調整していきますが、その際頻繁に車を上げたり降ろしてりするので、安全を確認しながら作業する事が大切です。