オデッセイのキャリパーの取り付け

7名フル定員乗車で1.8tを超えるオデッセイに取ってノーマルのブレーキほど心もとない部分はありません。

行楽シーズンや帰省シーズンなどにほぼフル定員で山道や峠道を下る事もあると思いますが、そんな時に気を付けないといけないのは、効きの悪いブレーキを酷使したために発生した熱によるフェード現象です。

重量級でなおかつCVTやATのミッションを持つオデッセイは、エンジンブレーキの効きもよくありませんのでどうしてもブレーキに頼りがちになってしまい、いくら放熱性の高いディスクブレーキとはいえブレーキの本来のキャパシティーを簡単に超えてしまいます。

ブレーキパッドを変えるだけでも少しは性能を上げる事は出来ますが、それよりももっと性能のよいブレーキシステムに換えるという選択肢もあります。

オデッセイは、前後シングルピストンのフローティングキャリパーでそれなりのブレーキシステムを持っていますが更に上を目指すためには、もっと大型のキャリパーと径の大きなローターが必要になりますが、幸いなことに同じホンダ車のシビックタイプR（FD2）のブレンボキャリパーが少しの加工で取り付ける事ができ、それに合わせてS2000用に作られた社外品の大径ブレーキローターも取り付ける事が出来るので比較的簡単・低価格、それでいて大幅なブレーキング性能を手に入れる事が出来ます。

ブレンボは、イタリアのブレーキメーカーで、高級車やハイパフォーマンスカー、F1などのレーシングマシン用などのブレーキを作っているメーカーです。

赤いブレーキキャリパーが目印になっていて、もっとも一般的なのは、4ポッドの対向ピストンキャリパーでブレーキローターを両側から挟みこんでブレーキをかけるのでオデッセイのノーマルのブレーキと比べるとかなり効きが良く安心して運転する事が出来るようになります。

ブレーキ関係は、重要な部分なので取り付け作業にあたっては、慎重かつ確実な作業を心がけてください。