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デミオ エンジンマウントの取り付け | 知らなきゃ損する自動車のドレスアップ
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デミオ エンジンマウントの取り付け

デミオもそうですが最近の車は、エンジンが掛っていても、掛っているのかいないのか分からないほど静かで振動もありません。

少し昔は、高級車や高級グレードでなければこの静寂性を味わう事が出来なかったのですが、最近では大衆車のレベルでも車内に入ってくる騒音や振動がかなり抑えられるようになりました。

騒音を減らすには、遮音材を多く使えばいくらでも遮音はできますが、エンジンからの振動は、常に動いてますし、周期的な細かい振動が発生するので増幅され大きな振動になってしまいます。

そこで、自動車メーカー側が考えたのが、ゴムなどの振動を吸収するものを介してエンジンを固定するという部品を使う事にしました。

エンジンマウントと呼ばれます。

デミオのエンジンマウントは、エンジンからの振動がボディーに伝わりづらいように、柔らかめのゴムが使われています。

エンジンがかかっている時にエンジンルームをのぞいてみると、エンジンだけがブルブルと震えていてもボディにはそれほど激しい振動は伝わってきていないことが分かると思います。

しかし重量のあるエンジンをゴムで固定しているので柔らかいクッションにのっているのと同じように手で押してもグラグラと動いてしまいます。

振動吸収の面から考えればよいのですが、運動性能から見るとどうでしょうか。

横置きエンジンのデミオの場合は、アクセルを踏んで動力を伝えたり、エンジンブレーキが掛るとエンジン自体がエンジンマウントの上で前後に捻じれます。

これによってシフトが入らなかったり、エンジンが捻じれる事によってトラクションが逃げたりする事があります。

これを防ぐためにモータースポーツ界では、強化エンジンマウントを使う事があります。

強化エンジンマウントは、柔らかいゴムではなく硬質ゴムやジュラコン、メタルなどでエンジンを固定します。

当然ながら振動吸収性は、ほとんどなくなりますのでアイドリング時でもかなりの振動が伝わってきます。

デミオでラリーやジムカーナなどトラクションを特に必要とする競技に出る場合は、必須アイテムとなっています。

取り付けは、エンジンを吊り上げる必要があるのでDIYでは難しいものがあります。




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