| ＞＞ マーチ |
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軽量でコンパクトなボディが魅力のマーチですが、軽量のメリットが顕著に出るところが、ブレーキングではないでしょうか。 1tを切るマーチには、それに見合ったブレーキシステムが装着されています。 フロントは、放熱性の高いベンチレーテッドディスクにシングルピストンキャリパー、リアは、リーディングトレーリング式のドラムブレーキです。 女性の買い物車としては、十分すぎる性能ですが、マーチをちょっと振り回して遊ぼうとなると途端に不満が出てきます。 標準装備のブレーキバッドやブレーキシューは、どんな人がのっても安心してブレーキが踏めるように初期制動が良く効くようになっていますが、さらに強く踏みこんでいってもあまり効き具合が変わらないようになっています。 これは、走るスピードレンジが比較的低い事、効きすぎると不用意にブレーキがロックしやすくなる事などが理由としてあげられます。 しかし、マーチをサーキットに持ち込んだり、峠を楽しんだりする場合には、ABSが効くか効かないかギリギリのブレーキングをする事になり、ノーマルの様なブレーキ特性では、コントロールしにくいので限界域でのブレーキングが難しくなります。 そこでブレーキパッドとブレーキシューを変えるに至るわけです。 マーチの使い方を考えると、サーキット用の適応温度が高いものは避けるべきで、エンジンをかけて始めて車を走らせた時から性能を発揮するものがよいと思います。 俗にいう「ストリート用」であれば、ノーマルより効きもいいですし、ブレーキダストも少なくホイールの汚れもある程度は防げます。 何よりも高温でのフェード現象にも強いので安心してブレーキが踏めるようになります。 交換方法は、フロントはディスクブレーキなので、ボルト一本外せば簡単に交換はできますが、リアのドラムブレーキは、構造が分かっている人でないと交換は難しいと思います。 安全運転にとって重要な部分なので慎重な作業が必要となります。 |
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