ランサーエボリューションX　マッドフラップの取り付け

ランサーエボリューションXは、スーパー耐久やタイムアタックなどのクローズドサーキットでのレースからラリーなどの公道を使ったレースまでいろいろな場所で活躍しています。

特にラリー用のホロモゲのために作られたという歴史をもつランサーエボリューションシリーズの一車種であるランサーエボリューションXも車重やボディーサイズが増して扱いづらくはなりましたがそれでも国内ラリーでは先代のエボ9からランサーエボリューションXへスイッチされつつあります。

ラリーと言えば舗装路から悪路、雪道などのステージを走る競技ですが、サーキットの様なきれいに舗装されている平坦な道だけでなく、砂利が浮いている路面や水たまり、時には沼地の様なところも走る事もあるので運動性能だけでなく、車の保護も大事な性能の一つと考えられていて、ラリー車には車を守るパーツがたくさん取り付けられています。

その中の一つとして考えられるのが、マッドフラップです。

マッドフラップは通称「泥よけ」と呼ばれる各タイヤの後ろ側につける軟質の樹脂で出来ているもので、タイヤが巻き上げる泥や砂利などでボディーや下まわりにある大切な場所が傷つかないように、破損しないようにするのが目的で、一般の車に取り付けられているものよりは幅も長さも大きく作られており、フロントタイヤ用は内側まで回り込んだような作りになっています。

ラリー仕様としては必需品となっていますが、フロントタイヤで巻き上げた砂利がボディーを傷つける事が多いランサーエボリューションXでは、特にラリー車ではない場合でも傷防止のためにフロントだけマッドフラップを取り付ける人もいます。

ランサーエボリューションXにマッドフラップを取り付けるには、専用品を購入すればステーやボルトなどがセットになっているのでそのまま取り付ければそれほど複雑な作業にはなりませんが、ラリー仕様のマッドフラップは一般的なものに比べると長く出来ているのでバックで駐車する時など車止めに乗りあげないようにしないとマッドフラップがタイヤに引きちぎられてしまう事もあるので運転には注意が必要です。