ランサーエボリューションX　ボンネットダンパーの取り付け

ランサーエボリューションXは、タイムアタックやラリーのベース車両としても大活躍しており、チューニングするために生れて来たような車です。

パワーアップ関連のチューニングをする時には必ずエンジン周りへ手を加える事をするのでボンネットを開ける機会がかなり多くなるはずです。

中には毎日一回はボンネットを開けて整備をする方もいて、荷物を入れるトランクよりもボンネットを開ける方が回数的に多いこともしばしばです。

ランサーエボリューションXのボンネットは従来からある鉄製のボンネットフードロッド、いわゆる「つっかえ棒」を起こしてボンネットの裏側にある穴に差し込んで開口状態を保持するといった構造になっています。

この場合、ボンネットを開けるたびにボンネットフードロッドを起こして穴を探してなどと煩わしい行程を経なければならないのでとても面倒くさい時がありますし、いくらアルミ製のボンネットとはいえ、頻繁に開け閉めするランサーエボリューションXではこれも重労働になってしまいます。

更に怖いのが風にあおられてボンネットフードロッドが外れて急にボンネットが落ちてきたり、作業に夢中になるあまりにボンネットフードロッドにぶつかってしまいそのはずみでボンネットが落ちて来る事もあります。

作業中であればそれなりに怪我をすることもあり、安心して作業ができません。

では、この意外と邪魔なボンネットフードロッドを取り除いて作業効率のアップを図ってみましょう。

ボンネットフードロッドを取り除くにはその代わりとなるものが必要ですが、一部の上級車に純正で取り付けられているボンネットダンパーなるものがランサーエボリューションXでも役に立ちます。

ボンネットダンパーは、トランクやリヤハッチなどによくつけられているものと同じ構造で少し開けるとその後はボンネットダンパーの力で軽々とフルオープン状態まで開く事ができ、非常に楽にボンネットを開ける事が出来るようになります。

ボンネットダンパーの構造は、単筒式の油圧ダンパーと同じで封入されているオイルの抵抗力と反発力で機能しています。

これを付ければ日頃の整備にも精が出るというものです