ランサーエボリューションX　スロットルコントローラーの取り付け

ランサーエボリューションXは、各部分が統合的に電子制御されており、実にいろいろな制御が絡み合っていて、エンジン関係や4WDの前後駆動配分、リアデフの左右トルク配分、TC-SSTなどそれぞれの制御がが一つになってランサーエボリューションXのハイパフォーマンスを生み出しています。

その電子制御の一つでもあるのがスロットルです。

ランサーエボリューションXのスロットルはアクセルペダルとスロットルが従来の様なワイヤーでは繋がっておらず、アクセルペダルの所にはアクセルペダルのポジションセンサーが、スロットルボディーにはサーボモーターがついており、この間にECUを挟むような形で結線されており、アクセルペダルの踏み量にあわせて動くポジションセンサーからの信号をECUで処理しスロットルボディのサーボモーターにスロットルを開ける信号を送っています。

これによってS-AWCなどのアクセルコントロールを可能にしたり、運転に不慣れなドライバーでも急発進などを防ぐ事ができるようになりますが、アクセルペダルを踏んでいる量と実際のスロットル開度が違うためレスポンスが悪く、特に走りだしの時はアクセルを踏んでもなかなかスピードが乗っていかないなどの不快感を抱いてしまいます。

この様な状態を解消するにはスロットルの制御をしているECUのスロットルマップを書き換えればよいのですがかなり費用もかかるため、あまりお金をかけない対策としてスロットルコントローラーを取り付けるという方法があります。

ランサーエボリューションXのスロットルコントローラーはアクセルとスロットル間の制御信号を補正しノーマルよりスロットルを開くように設定する事でもたつき感をなくすことができます。

取り付けは、アクセルペダルについているポジションセンサーのコネクタを取り外して、スロットルコントローラーの専用ケーブルを割り込ませるような形で取り付け、本体を操作しやすい所に取り付ければ完了です。

いろいろなモードから自分の好きなモードを選択するようになっていて、中にはその人の運転の仕方を学習してスロットルコントローラー自らがモードを作り出すものもあります。

レスポンスが上がるので軽快な走りができるようになります。