ランサーエボリューションX　イグニッションシステムの取り付け

ランサーエボリューションXは、点火電圧の損失を減らすためにダイレクトイグニッションシステムが搭載され、ハイパワーなエンジンに最適な火花を作り出しています。

点火系のチューニングは過去にはデスビをいじったりCDIを取り付けたりしていましたが最近の車では強化されたイグニッションシステムを組み込むのが主流になっています。

強化イグニッションシステムには色々な種類があって、ノーマルのイグニッションコイルとそっくり交換するタイプのものやダイレクトイグニッションシステムに配線を割り込ませるタイプのものなどがあります。

機能的には、通常一回の点火信号につき一回のスパークの所を強いスパークの後に複数回にわたって更にスパークするというものやスパークの電圧を12ボルトから16ボルトまで引き上げて強い火花を生み出すものまでいろいろです。

中には10馬力ものパワーアップを実現したものもあって比較的低価格で費用対効果の高いパーツだと思います。

もちろんパワーアップだけではなく、複数回の点火や強電圧での点火による着火性の向上による未燃焼ガスの減少により、燃費の向上や排ガスの清浄化にも貢献してくれます。

取り付けは、イグニッションコイルをそっくり交換するタイプのものは、ランサーエボリューションXのイグニッションコイルを取り外し、イグニッションコイルのコネクターを抜いて強化イグニッションシステムに付け替えるだけですし、配線に割り込ませるタイプのものはイグニッションコイルのコネクターを取り外し、専用の配線を割り込ませるように取り付け、後は常時電源から電源を取るだけで交換する事が出来ます。

ランサーエボリューションXはバッテリーがトランク内にありますがECUの脇にプラス電源端子があるのでそこからとると便利です。

意外と効果が高いので、ランサーエボリューションXのイグニッションシステムをチューニングをした際には、燃調のセッティングを見直すこともお勧めします。