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コペン ロールケージの取り付け | 知らなきゃ損する自動車のドレスアップ
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コペン ロールケージの取り付け

緑の香りを感じながら軽々とワインディングロードを駆け抜ける、そんな走り方が良く似合う、オープン2シーターのコペンですが、オープンカーならではの弱点があります。

段ボール箱を組み立てて蓋まできっちり閉めると多少の重い荷物を入れても箱が壊れないでいるのに、蓋を開けているだけで箱が簡単に壊れてしまう、こんな経験をした事がありませんか?

実はこれがオープンカーならではの弱点なのです。そうですコペンは、ボディー剛性が低いのです。

一般的な車は、走るときにボディーに前後方向に折れ曲がるような力や捻じれるような力が掛っています。これは加速や減速、コーナーでの遠心力、道路のデコボコなどが重量物のボディーやエンジン、乗っている人間などに対して掛るために発生するのです。これに対処するために自動車メーカーは、折れ曲がりや捻じれがなるべく発生しないようなボディー剛性の強いボディーを設計しています。ボディー剛性は、箱型が一番強いとされ、レースの世界では、箱型のモノコックボディーが良く使われます。しかし、コペンの様なオープンカーは屋根がないためその分ボディー剛性が低くなります。少しハードな走りをするとボディーがグニャグニャしているような感覚になりますし、サスペンションも本来の機能を発揮できなくなります。これを何とか補強しようという事でいろいろな補強パーツが発売されていますが、ロールケージも実はこれに該当する補強パーツとしても有効なパーツなのです。

本来、ロールケージはレースなどで転倒した場合にドライバーが潰されない様に取り付けられるものなのですが、一方ではボディー剛性を高めるためにも一役買っているのです。本格的なものになるとボディーやシャーシーに直接パイプを溶接したりして取り付けますが、コペンには、既存のボルトや穴を利用して簡単に取り付けられるボルトオン・ロールケージが発売されています。これであれば大幅な加工をしなくても簡単に取り付ける事ができるのです。

コペンの場合は、もともとシートのヘッドレストの後ろに小さいロールバーが取り付けられているのでその部分とフロントウィンドウの上の淵とを縦方向に結ぶような形で取り付けます。それが一般車の屋根の代わりとなって剛性を高め、しっかりとしたハンドリングを実現できるのです。安全性も高めます。




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